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【退職日まで行きたくない!】出社しない方法

やりたいことが見つかり転職したくなったり、職場の人間関係が悪かったりすると、1日も早くいまの会社を辞めたいと思います。しかし「辞めます」と言った後のアレコレ面倒なことを考えると言い出せず、気が重くなって退職に踏み切れない方もおられます。

今回は転職することを決め「退職日まで行きたくない」と考えるあなたに、退職の意向を示してから退職日まで出社しなくて済む方法についてご説明します。またスムーズに転職活動をしつつ正当な報酬を得ながら(有給休暇)気持ち良く退職する方法についてもご提案します。

「もう行きたくない」多くの方が心配していること

「辞めます」と言って退職届を出した日から退職日まで行かなくて良いなら誰も悩みません。そうはいかないのが日本の社会、退職日までに取引先への挨拶まわりや引継ぎや後始末をしながら考えてしまうのが下記です。

  • 上司や同僚に気を使う
  • 仕事へのモチベーションが下がる

退職日までいちばん嫌だと思うのは、上司や同僚に気を使わなくてはならないということです。被害妄想かもしれないけれど「こんなに忙しい時期に辞めるのか」と思われたり、引継ぎはするものの、同僚が中途採用で入ってきた方の面倒を見なくてはならなかったり、経験上残された人間の大変さを知っているがために、気を使ってしまうのです

正直、辞めると決めたら意識が次へ行っているためモチベーションが下がりますよね。たとえ転職先が決まっていなくても1日も早く出社しなくて良いようになりたいです。こちらのモチベーションが下がっているのは周りもわかるので、お互いに本音で話せなくなります。

一般的に「本当に嫌な職場のほうが退職日まで割り切って仕事ができる」と思うのですが、そうではなく生き地獄です。

  • 透明人間の扱い
  • 嫌みを言われる

辞めるとわかった時点で周りから透明人間のような扱いを受けることがあります。例えば誰も協力してくれず困ったり、仕事があれば没頭し人間関係の悪さを一瞬でも忘れることができますが仕事を与えられず退職日までただただ座っているだけの日々を送ったり、本当に地獄です。また、ブログ等では関係のない部署の同僚やお客さんの前で嫌みを言われたという投稿も多数見かけます。

就業規則は企業の都合

「辞めるなら代わりが見つかってからね」「このプロジェクトが終わるまで居てくれないと困る」「契約期間守ってよ」上司や同僚にこんなことを言われたり辞めていった方々がそのようにしていったということはありませんか?!

民法上、代わりの人材の確保やひと段落するまで残るという決まりはありません。また、契約社員の場合、1年以上勤務していたら社員同様に退職することが可能です。派遣社員の場合は派遣担当に伝えると正当な理由なら契約期間中でも辞めることができるケースはありますよ。

「契約途中で辞めて低評価を付けられたら次の仕事を紹介してもらえない」とセクハラ等を我慢していた方もおられると聞いていますが、我慢する必要はありません。下記は実際に私が勤務していた企業で起こったことです。

受付として派遣社員と3ヶ月契約(更新型)をしました。聡明な方で社内でも人気者でしたが、彼女は突然(2ヶ月)退職しました。

退職された後、街でバッタリ、理由を聞くと取引先の社長に執拗に追い回されたそうです。受付として長く働きたいから、はじめは誘いに応じていたけれどアプローチはエスカレートし身の危険を感じた彼女は派遣会社の担当に相談、会社の上層部が取引先の社長を呼び出し今後近づかない約束をさせたそうです。

追い回されることはなくなったものの、やはり顔を合わせたくないと思い契約の終了を願い出たそうです。

こういったケース(セクハラやパワハラ等)ではたとえ契約期間中に退職してもキャリアがに傷つくことはないと言われたそうですよ。契約期間中であっても何らかの理由があり退職したい場合は人事担当者や派遣担当者に相談しましょう。

もう会社に行きたくない理由

楽しく働いているときは朝起きるのが怠いなと思っても「会社に行きたくない」とは思っていなかったはずです。あなたがなぜ会社に行きたくないと思うのか、整理してみましょう。

  • セクハラやパワハラを受けている
  • 仕事が原因で怪我をしたり体調を崩したりした
  • 人間関係が最悪
  • 社内恋愛していた人と別れた・不倫がバレた
  • 他にやりたいことが見つかった
  • 取り返しがつかないミスをした

セクハラやパワハラを受けている

慢性的なセクハラやパワハラを受けている場合、心身は限界値に到達しているはずです。退職届を出したら1日たりとも行きたくないですよね。1日も行かなくても良い方法を後ほどご説明します。

仕事が原因で怪我をしたり体調を崩したりした

業務中に無理をして体調を崩したり会社の不注意や不用意で怪我をしたりした場合も1日も出社したいと思いません。こちらもケースによって労災認定が下りる可能性があります。

人間関係が最悪

どの職場へ行っても人間関係は築かなくてはなりませんが、レベルの低い職場では妬みやそねみを表に出したり小学校レベルのいじめがあったりします。大人になると仕事に悪影響を与えるからタチが悪いですよね。

社内恋愛していた人と別れた・不倫がバレた

大人の恋愛だから割り切れると始める社内恋愛(取引先も含む)や不倫ですが、こじれて別れたり関係が社内にバレたりすると「行きたくない」と思います。男性は立場上退職できないこともありますが可能なら転職したいとお考えでしょう。

他にやりたいことが見つかった

他にやりたいことが見つかり一刻も早く始めたい場合、特別いまの仕事が嫌なわけではなくても退職日を待たず、すぐにでも退社したいと思います。

取り返しがつかないミスをした

会社に損失を与えたなど、取り返しがつかない失敗をしたとき、誰しも自分のことを知らない人たちの中でやり直したいと思います。「行きたくない」を都合良く「責任をとって辞めます」と言って姿をくらましたいですよね。私も仕事をしていたとき数字を1桁間違えて大変な失敗をした経験があるので、時間を巻き戻したいし逃げたいという気持ちが痛いほどわかります。

他のどの退職理由も辞めてしかりだと思いますが、ミスしたまま仕事を投げ出し「行きたくない」と辞めるのは良くないと思います。これをしてしまうと、やり直すために転職した先でも同じことを繰り返しますよ。

辞めるなら失敗の後始末をきちんとして残された上司や同僚に迷惑をかけないことが明確にわかってからです。

社内のセクハラやパワハラは人事に相談

最近は世の中自体セクハラやパワハラに敏感、厳罰に処する企業が増えています。前のほうの項目でもご説明しましたが、もしもセクハラやパワハラを受けていて「もう行きたくない」と思われるなら、退職届を持参し人事課に相談しに行きましょう。企業は事を荒立てたくないので、退職届を受理、その日から有給休暇を消化し、退職日まで会社へ行くことなく辞めることができます。

隠ぺい体質の企業や揉めに揉めている場合はプロの手を借りいたほうが早い、交渉で役立つアイテムは下記です。

  • 被害を受けた証拠
  • 医師の診断書

録音した音声やメールや嫌がらせを受けた証拠品や画像を残しておきます。また医療機関にて「セクハラ(パワハラ)を受けているから診断書がほしい」と相談すると、医師が診断書を書いてくれます。

退職日は最短2週間

就業規則を見ると「退職希望日の1か月前まで」等と書かれている場合があります。ただ、就業規則は企業が勝手に決めたルールです。

民法上退職日は意向を示してから最短2週間で退職することが可能ですよ。円満退社するには就業規則に沿った方が良いですが、円満退社などする気がなく退職日まで会社に行かないつもりなら2週間で退社するのも良いと思います。流れは下記です。

  • 退職届を上司に提出
  • 退職日まで有給休暇を使う

口頭で伝えても退職の意思表示になりますが、退職日を明確にするため、退職しようと思っている2週間前に退職届を提出しましょう。また退職願は退職することへのお伺いですが、退職届は退職の意志を示すものです。

数年勤務していると有給休暇も余っていますよね。当然の権利なので、特に退職日まで行きたくない方は存分に使うと良いです。

仕事が理由の怪我はもちろんですが、職場環境のことで悩んでいると頭痛・吐き気・蕁麻疹等の症状もあるはず、パワハラ等を受けていなくても仕事が理由で体調を崩している場合も診断書を医師に書いてもらい提出することで引継ぎ等なしで退職日を迎えることができます。

有休休暇を目一杯使ってしまっている場合は欠勤扱いになりますが、もはや退職する会社、行きたくないのですから減給されてもかまいませんよね。ただ1点だけ、社員証の返却・離職票・健康保険証等のやりとりはあるので、部署の同僚に会うことはなくても手続きのために出社が必要な場合もあります。

【退職日まで行きたくない】知恵を与えてくれるプロがいる

パワハラ等で大揉めしている場合は(示談金や未払い残業代等の請求もあるので)弁護士に依頼することもあるでしょうが、人間関係は悪いけれど訴えるレベルでなかったり単に転職したいと思っていたりする方のほうが多いですよね。働きながらスムーズに転職活動がしたいし、円満退社のために上手な交渉術を教えてほしいと思っておられるばずです。

実は転職をサポートしたうえで希望退職日に退職できるよう知恵を与えてくれるプロがいますよ。

エージェントサービス

エージェントサービスとは転職サイトの中にあるサービスのひとつです。企業が必要とする人材と転職希望者を引き合わせるのが仕事ですが、よりスムーズに入社できるようサポートしてくれます。

面接の練習やスケジュール調整はもちろん、内定し入社日が決まったとき、現職の退職交渉のノウハウをレクチャーしてくれます。

あなたを敵視する上司の場合はお互い感情的になりがりちですが、冷静になって正当な手続きを踏むことで途端に事務的になり、当然の権利(有給休暇の消化)も簡単に取得することができます。また、関係が悪くない職場でも就業規則に沿って上手に退職のタイミングをはかってくれるので円満退社をすることができます。

転職したいし、退職日まで行きたくないと感じておられるなら、エージェントサービスに登録して話を聞いてもらってはいかがでしょう。登録はとても簡単ですよ。

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