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面接で不採用になっても再チャレンジしてもいい?!

就職・転職活動において不採用の経験はつきものですが、心から入りたい会社や手ごたえを感じていた会社が不採用だったらショックで、あきらめきれないことってありますよね。この記事では面接で不採用になった会社に再チャレンジが可能か、どのようにすれば内定がもらえるかについてご説明します。

面接で不採用になった理由を分析してみよう

書類選考を通過し面接まで到達したのには理由があります。それは会社にとって利益のある資格や技術を持っていたりあなたに魅かれるものがあったりするからです。面接では人柄や持っているスキルや資格を見てその会社にとってあなたが必要かどうかを見極めます。

しかし、面接で不採用になった理由については会社側は教えてくれないので、何が内定を妨げたのかについては自分で考えなくてはなりません。前回なぜ面接で不採用になったのか、ご自身について客観的に考えてみましょう。

【会話がかみ合わない】履歴書や職務経歴書に記載している内容とスキルが合っていない

自分をより良く見せるために履歴書や職務経歴書を多少盛って書くことがあります。例えば少しの間リーダーを任されただけでもプロジェクトを任されたと書いていませんか?!面接では人と成りを見るのが大半と言いますが、履歴書や職務経歴書の内容を確認するという作業ももちろんあります。キャリアが上がるとチームをまとめる能力が必須になってきますが、面接でオドオドしていたり受け身な態度をとってしまったりするとリーダーとして任せられないと判断されます。

また、資格やスキルを持っていても「あと一息欲しい(経験が足りない)」という人材はいます。新卒採用や20代なら自社で育てるのもアリかなと思うけれど、アラサー以降の場合は即戦力でより完成度の高い人材を求める傾向にあるため不採用になる可能性が高いです。

また、持っているスキルや資格の話をしたときあまりにも知識が薄かったり会話がかみ合わなかったりしていると盛っている、もしくは嘘をついているのではないかと不信に思われ不採用になります。

資格やスキルはあるもののコミュニケーション能力や応用力が低いと判断された

持っている資格は素晴らしいものでも、コミュニケーション能力が低い人材は敬遠されます。採用担当者は自社のスタッフとの相性が悪かったり悪影響(一緒に仕事をして不愉快・ネガティブな気持ちになるなど)を与えたりするような人材を欲しいとは思ってはいません

以前、人事部で仕事をする友人に「面接で最後に2人が残って1人しか採用することができない場合は何を見るか」という質問をしたとき、彼は下記のようなことを言いました。

面接で最終的に見るのは人と成りです。ちょっとした言葉遣いや態度でどんな環境で育ってきたのかも僕たちにはわかります。仕事では時として競うこともありますが、会社は1つのチームとして同じ方向を向いていなくてはなりません。だから、1人しか選べないなら資格や経験ではなく、その行為がすぐに評価されなくても周りをよく見てチームのために気配りができでると思っう方を選びます。

人と成りとは裕福な家庭で育った人というわけではなく、人とのコミュニケーションを大切にできる、相手を思うことができるという意味です。つまり、資格やスキルに申し分がないのにあなたが面接で不採用になった理由はこの部分を上手にアピールできなかったのかもしれません。

面接では個人プレーだけでなく「周りと協力したりチームを盛り上げたりするのが得意」など、会社にとってよりプラスになることをアピールするべきであることがわかりますね。

仕事に対する考え方が受け身

事例で紹介した人事部で仕事をしているの友人が言っていたことですが、将来のビジョンがない人も面接ではすぐにわかるから不採用にするそうです。資格と経験が十分あるのに、とにかく受け身で会社についていくという姿勢を見せるのだそうです。

従順な社員をアピールしようと思ったのかもしれませんが、いまは会社についていく(指示されたことをこなす)という姿勢より「自分はこうなりたい」と明確に伝え、提案できるような人材が欲しいそうです。

退職理由が気になる

面接で不採用になった理由として退職理由も挙げられます。転職活動をしているとき面接ではお決まりのように「そのスキルは前の会社でも存分に活かせたはずなのにどうして転職するのですか」と聞かれますよね。そんなときネガティブな返答をすると「うちの会社でも根付かない」と判断されます。

例えば本心は「給料が安いから」なのですが、そのように答えるとネガティブなイメージを与えます。しかし「子供が産まれたからステップアップしたい」と答えると同じ報酬アップが理由なのに受ける印象が異なりますよね。

またどの会社でも起こり得る退職理由の場合(上司と合わなかったからなど)は再チャレンジして面接を受けることができても不採用にされる可能性が高いですよ。

面接で第一印象が悪かったら不採用になった

就職・転職に限らず、人間は相手がどのような人かを判断するのに第一印象を大事にします。服装や髪形の乱れがないのは大前提ですが、履歴書や職務経歴書からスキルが十分にあることがわかっていても、面接で会社のイメージと合っていないと判断されると不採用になります。

例えば笑顔がない、早口(せっかち・イライラする)や話し方が良くない(モタモタ話している・言葉遣いに違和感を覚える)、香水の香りがきつい、ハイブランドのネクタイピンやバッグが気になる(客先にも持ってくのか?!)など、五感を通して感じるもので不愉快だと思ったら印象が悪くなります。

面接で不採用になっても再チャレンジ可能な会社はある

お伝えしたように、採用試験や書類選考を通過して面接まで進むということはあなたに興味があり会ってみたいと思ったからですが、面接まで到達したのに不採用になる理由については前の項目でご説明しました。次は、あなたに足りなかったものを補い再チャレンジしたら採用される可能性があるのか、についてご説明します。

以前の面接よりもスキルアップしていたら再チャレンジはアリ!

多くの会社は一度不採用になっても以前よりもスキルアップしていれば再チャレンジするのは良しと思っています。普通に考えて、たくさんある会社のなかから面接で一度不採用になったのに折れずに努力をして自社に入りたいと考えてくれているのですから、嬉しいです。また人手不足である現代において自社のためにスキルアップして再チャレンジしてくる人材は貴重な存在です。

ただ、会社側も理由があって不採用にしたわけなので、不採用にされた理由について気づいている部分においては改善してから応募しないと採用されることはありません

不採用後にすぐ再チャレンジするのはおすすめしない

一度不採用になっても再チャレンジを歓迎する会社はありますが、不採用になってすぐ応募するというのはおすすめしません。それは短期間で不採用にした理由が改善されるとは思っていない(足りない部分が補えていないと考える)からです。例えば仕事をしながら勉強をして新たに資格をとるにしても、最短でも半年以上必要ですよね。

「過去〇年以内に応募し不採用だった方は採用しない」と条件を設けている会社もあるので、再チャレンジされる場合は条件欄を確認しましょう。

一部の会社は面接で不採用になった人材の再チャレンジを不可にしている

一部、面接を含む採用試験で一度不採用になった人材を採用しないというルールを設けている会社はあります。古くから日本で活躍する大手企業はその傾向があると人事部の友人が言っていましたよ。

面接で不採用になった会社を再チャレンジするときにすること

面接で不採用になった会社を再チャレンジするときのポイントをご紹介します。

  • 改善点を明確にする
  • 会社にとってメリットになる点を具体的に伝える
  • 面接で好印象を与える

こちらはなぜ不採用になったのかを知ることはできないから、ご自身で分析し足りない部分をカバーするのですが、前回同様にただ履歴書や職務経歴書を書いて送ってもたくさんの応募者の書類を見る採用側は何が改善されたのかわかりません。前回からどの部分が修正されたのか、またその会社への思いを具体的に伝えるようにしましょう。応募するまでに足りなかった部分について努力しスキルアップしたり改善させていたりするのは当たり前のことです。

前回特別触れていなかったような会社にとってメリットとなる事柄を記載するのも採用されるポイントのひとつです。例えばどうしてもその会社に入りたいなら転勤可能と記載しておくのも良いでしょう。

お伝えしたように、人は印象を大事にします。以前の面接でパッとしなかった人材が良い感じに変わっていたら「おっ」と思うものですよ。つまり次の面接に向けて見た目を改善しておくのも大事です。

  • 見た目を良くする(整える)
  • スーツや靴を新調する
  • 身体を引き締める

昭和のビジネスマンは短髪で額を出しひげを剃るのが基本でしたが、現在でもその考えを持っている会社の上層部は多いです。人によって価値観は異なりどうしても譲れないものはありますが、面接で好印象を与えたいならその時期だけでも美容師さんに相談し髪形を整えてもらいましょう。また、スーツや革靴は今後も使う物なので、新調して面接に臨みましょう。

ふっくらとした身体と太っている身体の意味は違います。太っているとは明らかに生活の乱れでたるんだ身体という意味、だらしがないと判断する採用担当者もいます。現在そういった体型なら、少しダイエットして身体を引き締めると印象は大きく変わりますよ。逆に痩せすぎている方(貧相な印象を与える)はただ痩せているだけというのではなく筋肉をつけてみては(健康美)いかがでしょう。

プロを利用して再チャレンジするのもアリ!

就職・転職活動で面接まで進むのに内定がもらえないという場合、一度仕事のプロであるエージェントサービスに相談されてみてはいかがでしょう。エージェントサービスとは依頼者の就職・転職をサポートする仕事です。自分についてなかなか見えないものですが、仕事のプロから客観的なアドバイスを受けることで気づけなかったセールスポイントや欠点を知ることができます。

また、エージェントサービスは会社と独自のルートでつながっているため、どういった人材を求めているのかなどを具体的に知り採用試験までに対策を練ることができます。さらに、普通では教えてくれない不採用理由もエージェントサービスを介すると知ることができるので再チャレンジにも大いに役立つでしょう。

エージェントサービスの登録は簡単、内定の近道であるのは間違いないので一度相談されてみてはいかがでしょう。

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