求人情報を見ているとダントツでパチンコ屋の時給が高いですよね。「いいな、正規の社員になったらさらにもらえるんだろうな」と感じる方も多いと思います。
実際はどうなのか?!現場の声を聞くと給料はいいけれど仕事としては厳しいと言います。
パチンコ屋の社員になりたいと考えている方、またいまパチンコ屋の社員として仕事に就いていて「辞めたいな」と思っている方、今回はあなたの背中を押し第一歩を踏み出せるご提案をしたいと思います。
目次
「辞めたい」と心に秘めているパチンコ屋の社員に転職をすすめる理由
エージェントのお話をしたので、少し前より転職しやすくなったと感じられた方も多いはずです。しかし、それでも新しい業界へ行くのは不安、ズルズルと仕事を続けている方に、辞めて新しい一歩を踏み出すべき理由をお伝えします。
社員の給料は高額だけれど思っている以上にハードだから
パチンコ屋社員の給料は都心に近いほど高額、また、芸能人を呼んでイベントをしたりカフェやアミューズメントなどと施設を絡めたりしイメージアップをはかったこともあって、有名大学を卒業してパチンコ屋に新卒で就職する人も多いです。
確かに、大学を卒業しホワイトカラーの企業に勤めた場合にもらえる給料は全国平均手取り20万円に満たないなのにパチンコ屋の社員は手取り20万円を超えていて金銭面では満足できるかもしれません。
しかし、高額な給料をもらえるにはそれなりの理由があるのです。ざっくり言うと世の中がゴールデンウイークやクリスマスなどで沸いているときは必ず出勤、トラブルが起こると帰宅することができない、新台に入れ替えたり修理したりする作業があるときは立ち会わなくてはならないなどです。
仕事がら当たり前と思われるでしょうが、入れ替え作業は深夜だし次の日に早番だったら店に泊まる社員もいるそうです。他の業界で労働超過は当たり前ではありません。
レアケースが多い
クレームや機械の不具合といった対応はもちろん社員が担当するし、アルバイトが休んだり来なかったりしたときのしわ寄せも社員がすることになり、恋人や家族との約束を急なトラブルが原因ですっぽかすということは普通に働いているよりも高確率であります。
もちろん大型連休は出勤なので恋人や家族と休みが合わない、すれ違いを起こすこともあります。知り合いのパチンコ屋社員の素の意見は「お金はあってもパートナーとの将来性はないかも」と言っています。
社員に課せられる責任が重い
どの仕事にもクレーム対応はありますが、パチンコ屋は一般的なクレームに加えて「濃い内容」のトラブルがあります。
純粋にパチンコを楽しむ人もいれば、それを収入源にしている人もいて、さらには借金をしてまでパチンコをする人もいます。知り合いの元パチンコ屋社員が経験した事例を挙げます。
- 子供を放置
- 出玉泥棒
- 女性社員やアルバイトが痴漢に遭う
- 女性社員やアルバイトがつきまといに遭う
- 負けた腹いせにトイレを汚される
- スリ被害に遭った客への対応
- パチンコの台を破壊しようとする
- 家族が迎えに来てケンカ
事故や事件が相次いでいるのに子供をパチンコ屋に連れてきて放置する客はいます。駐車場で遊んでいる子供に注意をすると親が出てきて「こっちの勝手」とキレられるといった意味のわからないことは多々あります。
また出玉を盗まれたなど客同士のトラブルはよくあるし、丁寧に接客する女性社員に勘違いをして好意を抱きつきまとったり身体を触ったりする客もいます。知り合いが特にキツイと感じたのは負けた腹いせにトイレに汚物をまき散らし、それを掃除した経験だそうです。その日1日気分が悪くて食事が喉を通らなかったそうです。
さらにはスリなどの犯罪や台を破壊しようとする客もいて警察沙汰、警察を呼べるトラブルならまだ良いですが、店内に居る客を家族が迎えに来てケンカ、さらにはその怒りや責任(借金の原因は店があるせいと言われる)を社員に向けられることもあったそうです。
パチンコ屋の社員さんなら「あるある」と思われたでしょう。
【将来性を考える】定年までできる職業を選ぶべき
前の項目で触れましたが、パチンコ屋という仕事、拘束時間が長いのです。サービス業といえば2部制、早番と遅番があって、遅番になったときは閉店後の作業があるので仕事が終わって帰るのは深夜ということもあります。
年とともに確実に肉体は衰えるので体がついていきませんよ。体力勝負の仕事に将来性はありません。
年齢が上がると責任も増えますが、役職に就かない限り平社員は同じベースの給料、責任ばかり課せられ給料が変わらないのでは理不尽ですよね。
パチンコ屋はホールでの立ち回りが上手だったり提案力があったりする社員を昇進させる傾向があるので、元部下が上司になることもよくあり自分の将来性を不安に思われている現役社員も多いでしょう。
店長になると億単位の店を運営するという責任が課せられ役職手当は付きますが、イベントの企画や利益を上げるための作業(他店をリサーチなど)があるのでさらに拘束時間は増えます。
トラブルがあると休みの日でも呼び出しがあるし店の利益を考えるとたとえ自宅にいても休んだ気になれません。
私の知り合いがパチンコ屋の社員をしていたころの生活を聞くと、休みの日(平日)は疲れて寝ているので行動は夕方からが多く、友だちや彼女と休みが合わないからひとり行動がほとんどと言っていました。
また、やはり不安だったのが将来性、彼は実力主義の職場で働いていたので今は良くても年をとってから要領の良い人たちに競り勝ち昇進していく自信がなかったと言っていました。
体力に自信があり立ち回りが上手だったり企画力があったりする人なら、ガンガン稼ぎ幹部クラスまで上り詰めるといった将来性があるでしょうが、自分はそのタイプではない、何かしらの不満を抱えているなら転職するべきです。働く意義は我慢ではありません。
自分の可能性を信じ新しい1歩を
もうすぐ人生100年時代になります。パチンコ屋の社員として仕事をしている自分に将来性がないと感じるなら「これしかできないから」と言わず、まだまだできると自分を信じたくさんの経験をしましょう。
そうはいってもいきなり転職するのは怖いもの、はじめに無理なく転職活動ができる方法をご紹介します。
転職サイトの凄さ知ってる?!
転職サイトはご存知かと思いますが、実際に活用した人でないとその良さはわかりませんよね。なぜ転職サイトに登録するとスムーズに転職できるのかご説明します。
登録が無料
多くの転職サイトは登録料がかかりません。
スマホ連動
パソコンだけでなくスマートフォンに連動しているサイトも多いので、気が向いたときに企業を検索することができます。
仕事を探すとき面倒なのはパソコンを立ち上げ机に何時間も向き合うと言った作業ですが、スマートフォンの普及によって検索作業が手軽になりました。移動時間や自宅でゴロゴロしている時間でも簡単に検索することができますよね。
家族や同僚などに転職を内緒にしたいとき、パソコンで検索していると覗かれるかもしれないけれど、スマートフォンで通勤途中や休憩中に検索し転職活動すればバレることがありません。
年齢や希望に合ったサイトがある
多くの転職サイトは希望に応じて住み分けされています。例えば「30代から」「オフィスワーク限定」「外資系に挑戦」「幹部希望」など多岐にわたるので希望に合ったサイトに登録することでスムーズに転職することができるのです。
採用担当者と直接やりとりができる
転職サイトは企業の採用担当者が管理していることが多いので直にやりとりすることが可能です。タイミングが良ければ応募メールを見た採用担当から連絡がありすぐに面接できるといったメリットがあります。
もちろん履歴書を書くといった作業は必要ですが、ハローワークへ行ってやり取りするよりも確実に時短でスムーズです。
専門のスタッフが転職をサポートしてくれる
自分で検索し気に入った企業に応募するという流れで転職に成功する人もいますが、転職サイトに登録するなら専門スタッフ(転職エージェント)のアドバイスを受けるといったサポートを存分に活用するべきです。
この転職エージェントとは、企業と転職希望者との仲介役をする人のこと、転職希望者との面談(カウンセリング)を通して希望をくみ取りその人に合った企業を紹介してくれます。
ただ紹介するだけではなく、履歴書を添削したり面接の受け方をレクチャーしてくれたりさらには報酬の交渉や内定後のスケジュール調整もしてくれたりします。
自分で探すよりも転職エージェントの面談を受けてサポートしてもらうほうが希望に合った企業に出会えるしスムーズな転職をすることができますよ。
おすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、初めての転職活動でも書類作成の方法や、面接のコツなどを丁寧にレクチャーすることに慣れている担当者が多いです。
だから「初めての転職で、いろいろ不安!」という方はマイナビエージェントに登録することをおすすめします。
私自身も転職活動中、マイナビエージェントの担当者と作成した職務経歴書を使用して、倍率が高いとされる事務職の正社員に絞っての応募で書類通過率は4割ほどでした。
転職活動をしている方ならわかると思いますが、これはけっこう高い数字だと思います。
dodaエージェント
dodaは、リクルートエージェントに次いで2番目の求人数を誇ります。
求人数が多いというだけでも登録する理由になると思いますが、dodaの場合は募集企業の質がかなり高いです。
リクルートエージェント
\転職支援実績NO.1/
①業界最大級の非公開求人数
②実績豊富なアドバイザー
③充実した転職サポート
知名度はNo.1であるリクルートエージェント。迷ったらとりあえずここ!と言える信頼性があります。
求人検索がとても使いやすく、非公開求人も含め、面接日程まで一元管理出来ます。私も転職する際には必ず使っています。
転職のメリット
「同じ業界でもっと条件の良い会社ならいいな」「転職したら即戦力だし」と思っている方、同じ業界に転職しては将来性がないし今のモヤモヤは消えません。
また、同じ業界なら経験を買われると思いがちですが、それは違う、パチンコ屋社員という経験があだとなるそうで「他店に染まってクセのついた業界人よりも新卒のほうが良い」といった流れなのだそうです。
日本も外国と同様に転職に年齢は関係がない時代、思い切って他の業種に挑戦してみませんか?!転職のメリットを挙げます。
- 時間のメリハリができる
- 専門のみに集中できる
- 世の中の休みを楽しめる
- 恋人や家族との時間を大切にできる
- 体力の必要性を痛感しなくて済む
働き方改革に基づき、多くの企業が労働時間を明確にするようになりました。
パチンコ屋ではホールに立つと客に声をかけられて「○○して」と言われたら客の希望を叶える(完結する)まで自分が動かなくてはならなかったと思いますが、他の業界は違う、客を担当まで連れていく(もしくは「○階の○○です」と案内する)までが仕事、あとは担当部署が引き継ぎます。
つまり優良企業ではオールマイティを求められるのではなく専門分野に集中できるのです。
もちろん、土日休みといった出勤形態を選べば世の中のイベントに参加できるし恋人や家族と休日を満喫することができます。前述したように、オールマイティを求められるわけではないのですべてを自分が引き受け体力を消耗させる必要もありません。これからいくつまで働くか、将来性を考えると体力を考慮した職業に就くべきです。
プロに相談しよう
転職サイトは無料登録できるところが多いので、隙間時間にどんな企業があるのか?!待遇などをチェックしてみてください。もちろん転職に役立つ情報も満載、コラムなどを読むととても勉強になります。
エージェントに依頼することでパチンコ屋で培った能力を買われ給料ダウンすることなく転職ができるという可能性もあります。エージェントに相談してみましょう。