パワハラを受けたり言われもないことで差別を受けたり、上司を敵に回したが故にたいへんな思いをされている方は意外と多いです。自分が会社を辞めてしまえば済むことですが、辞めるにしてもぎゃふんと言わせたいですよね。また、いまは仲良く安泰に過ごしていても、いつかはその上司のターゲットになるかもしれません。
脅威となる芽は摘むべき、今回のテーマは上司を退職に追い込む方法です。法律を犯すことなく自ら退職しなくてはならない状況に追い込む方法についてご提案します。
目次
こんな上司の元で働けますか?!
「仕事とはこんなもの」と日々の不快を水に流していませんか?!
- パワハラ・モラハラ上司がいる
- セクハラを受けている
- 出来ない上司の元で苦労している
- 物腰柔らかそうなのに実は厄介な人がいる
パワハラ・モラハラ上司がいる
支店の成績を上げるために毎日社員を追い込む上司がいます。アメとムチで、自分自身も仕事をがんばりつつ愛情をもって指導してくれれば尊敬できるし信頼もできますが、ろくに仕事もせず部下に命令してばかりだと従おうという気持ちにはなれません。
モラハラ(モラルハラスメント)とは倫理や道徳に反した嫌がらせ(幼稚ないじめ)です。職場でもよくあり、多くの方がモラハラを理由に転職されています。上司が率先しひとりの社員にモラハラをしていてもかばったりその社員を手伝ったりしては自分がターゲットになってしまうため、多くの社員は良くないと思いながら傍聴者に徹します。
当事者でない場合「どこの職場にもこういったクラッシャーはいるよね」と流してしまいますが、クラッシャーを野放しにするのは危険です。いまは平凡に過ごせていても、ちょっとしたことがきかっけでターゲットになり得るからです。
セクハラを受けている
最近は女性に限らず男性も上司からセクハラを受けるそうです。立場を利用してふたりきりで外出させられたり執拗に誘われたり触られたりしていませんか?!セクハラだと騒ぐと相手のほうが立場が上なので損をすることもあるし、セクハラを受けていた事実を公にしたくない(社員に知られなくない)という気持ちもありますよね。賢く退職に追い込みましょう。
出来ない上司の元で苦労している
パワハラやモラハラとはタイプが異なりますが、出来ない上司の元で働くことも辛いですよね。チームの成績が上がらないのはもちろん、部下を指導できないためチームがまとまっていません。こういった上司のもとで働く部下たちは疲弊するので仕事を本気でこなさなくなります。
年功序列・勤続年数が多いから上司になっているだけ、仕事ができるわけではないのに、勘違いをして偉そうな方もいますよね。そんな上司の元で働くことこそ無意味、責任を取らせるべきです。
実は厄介な人
ひと目を気にせずパワハラやモラハラをする上司はわかりやすいですが、いつもニコニコ優しい上司なのに、複数の部下(気づかれないようにしている)を上手に使って間接的に気に入らない人を追い込む上司がいます。
ターゲットになった本人はもちろん、多くの社員が上司によるパワハラ・モラハラであることに気付きません。複数の社員から指摘を受け「自分は仕事ができない人間なのかも」と心身をやられ黒幕に気付かないまま退職する人もいますよ。
直属の上司が自分たちを追い込む黒幕であることに気付いたときは相当ショック、職場での付き合い方に戸惑います。第一印象がいい人タイプの上司がいちばん厄介ですよ。
耐えることが仕事ではない
「相手が上司だから言えない」「反論したら自分の立場がもっと悪くなる」と何年も我慢し、SNSなどでストレスやうっぷんを晴らしている方を見かけますが、自分が動かないことにはなにも解決しないし耐えることが仕事ではありません。
仕事自体が嫌になったなら転職すれば良いけれど、業務や職場の仲間が嫌いではなく、仕事が嫌なのが上司のパワハラやモラハラが原因だったら辞めるのはとても悔しいですよね。本当に辛いときは医療機関で診断書を書いてもらえば休職することは可能ですが、嫌いな上司のもとに戻ることを考えると、この方法は良いとは言えません。
この機会に職場に居るべきでない上司を退職に追い込む準備を整え実行しましょう。
上司を退職に追い込む方法
正直、気弱な上司を退職に追い込むのは簡単、自分たちよりも仕事ができないことを露呈させ職場に居づらい環境を作れば良いです。住宅ローンや子供の教育費がどうしても必要な人は、たとえ元部下の下についても指示に従いプライドを捨ててヒラ社員として働きますが、多くの元上司はプライドが許しません。退職するでしょう。
ただ、係長や課長クラスに気弱なタイプの上司はいても部長クラスとなるとほとんどいませんよね。
退職に追い込むのが難しいタイプはあらゆる手段を使って管理職の席の争奪戦に勝ってきた人です。ここではそういった上司を退職に追い込むための方法をご提案します。
まずは退職に追い込む材料を具体的に挙げる
「あいつ嫌いだ」と闇雲に動いては失敗します。下記は私の友人の失敗談です。
友人Aは「もう無理だ」と専務に直談判しましたが、逆に「上司の悪口を言うなんて」と叱られ失敗しました。
敗因はその上司が会社に不利益であることを伝えられず(頭のなかできちんと整理できていない)内容がただの悪口になったからです。どんなに腹がたっても軽率な行動をとるのではなく、時間をかけて追い込むための準備をしなくてはなりません。
まずはなぜ上司を退職に追い込む必要があるのかを具体的に挙げましょう。例えば下記が考えられます。
- 仕事ができない
- 言葉の暴力などパワハラ・モラハラ
- セクハラ
- 組織の輪を乱している
- 周りを不愉快にしている
- モラルがない
- 不貞行為をしている
退職に追い込みたい理由そのものが上司の欠点、そのなかで彼(彼女)にとってダメージが強いであろうことに絞って攻めていきます。
厄介なのはこんなタイプ
厄介なのは下記のようなタイプ、立ち回り方が下手だと自分が退職に追い込まれますよ。
- ルックスが良く好感度も高い
- 物腰が柔らかい
- 頭の回転が速い
- 弁がたつ
ルックスが良く物腰も柔らかい、一見世話好きなイメージだけれど部下を心配している素振りを見せながら自分の引き立て役として利用する(自分のおかげで部署が成り立っていることを示す)人がいます。こういったタイプは魅せる術を知っているので上層部の評価が高いし信用されています。また自分の部下だけでなく他の部署の社員からも「いい上司」と思われています。
さらに頭の回転が速く2つ3つ先を読み行動できます。そして弁がたつので、不利な立場になったときは手段を選ばず自分の得になるよう言葉巧みに仕向けます。何度もお伝えしますが強敵を倒すには時間をかけて準備する必要があります。
上司にダメージを与える方法
人によって支えとなるものは多少異なりますが、上司にとっていちばんのダメージは下記でしょう。
- 自信を失う
- 部下の前で恥をかく
クラッシャー上司に共通して言えるのは自信があること、また指示を出すことで部下の管理をきちんとしている上司だと勝手に思っています。さらに立場を利用し存在を誇張します。下記は私の友人の職場で起こったスカッとする出来事です。
職場のトラブルなど相談に乗ってくれる面倒見の良い上司がいて、誰もが信頼していましたが、その上司が揉め事の黒幕だと友人は気付きます。しかし、それを同僚に言ったところで信頼の厚い上司と比べて自分が悪者にされるのが目に見えていました。
そんなときその上司が出張中に店舗にカメラを増設することになります。もちろん上司にも連絡は行っていましたが、その友人は本部と業者さんにこっそりお願いして防犯カメラの設置位置を事務所の中が映るよう変更します。上司は出張中の出来事なのでカメラの増設があったのは知っていてもその記憶は薄れています。
しばらく経ってある社員が店舗の万引きチェックをするために、増設した防犯カメラの映像を再生していました。すると、その上司が事務所で書類をシュレッダーにかけたり何かを処分したりする様子が映し出されていたのです。
さかのぼるとその書類はひとりの社員が時間をかけて作ったファイルで紛失した物、また誰が無くしたのかと騒ぎになっていた物でした。こういった嫌がらせを継続し行っていたことや社員同士の揉め事の元凶が上司であることが判明した瞬間です。
職場に居づらくなったその上司は間もなくして体調不良を理由に自主退社しました。
自分が現場を押さえるのではなく動かぬ証拠を残すという、ポイントをついた上司を退職に追い込む方法です。上司を退職に追い込む方法として効き目があるのはどのような形であれ部下の前で恥をかき自信を失わせること・居づらい環境を作ることでしょう。
パワハラを受けている証拠を確保する
証拠を確保することは大事です。いまはスマートフォンで隠し撮りもできるしボイスレコーダーで録音も可能です。また、パワハラやセクハラを受けた証拠品(破損したもの)の画像を撮ったり手帳に嫌がらせを受けた日時を記しておくのも大事です。
仲間を募る
その上司を良く思わない社員はいるけれど、パワハラなどの自分がターゲットになっては辛いとおとなしくしています。自分と同じようにその上司を良く思っていない仲間をリサーチしどんどん引き込んでいきます。
方法としては飲み会などに誘い聞き手に徹して彼らの心を開きましょう。はじめは警戒し上司の悪口を言わなくても回数を重ねるごとに少しずつ口にするようになります。こうやってターゲットとなる上司を嫌う人を募っていきます。
ここでのポイントは自分が率先して悪口を言わない、悪口を言うよう誘導しない、あくまで相手からの発信にします。気持ちよく悪口を言えるあなたがその上司を退職に追い込む証拠を持っていると知る、また複数の協力者がいることを知ると、追い込む協力者になってくれますよ。
他の部署のデキる上司を味方にする
企業にとって社員は大切な財産ですがそれは建前、ヒラ社員が数人集まって訴えても上層部は動こうとしません。逆にクーデターだと判断されたり隠ぺいをはかられたりするかもしれません。だから、他の部署の上司を味方につけます。
最近動画などで問題になっている「やらせ」と同じと思われないためにもデキる上司を味方につけることが大事です。同じ立場の社員ばかりが味方だと証拠として信用されないかもしれないからです(会社自体に不満があると思われる)。
相談するべきはその上司の同期以上の立場の方です。パワハラ・モラハラでただムカつくという内容ではなく、なぜ自分たちがその上司について悩んでいるのかを具体的に説明し味方になってもらいます。
集団で人事部に訴える
仲間と他の部署のデキる上司を味方につけたら、人事部に証拠を持っていき訴えます。証拠があり、同じ思いをしている部下が複数いることを知ると人事部は放置するわけにはいきません。また他の部署の上司からも援護射撃があると行動が速やかになります。
ひとりなら最終は弁護士へ相談
どんなにリサーチしてもなかなか味方があらわれないけれど、どうしても上司を退職に追い込みたい場合は最終手段として証拠を持って弁護士に相談しましょう。
上司を退職に追い込んでも職場環境が良くならないなら潔く転職
仲間を募り上手に立ち回ると上司を退職に追い込んだ中心人物というイメージはつかないので、上司が退職した後も普通に仕事をすることができます。ただ、成績重視の社風なら空いたポストに同じタイプの上司が着任しさらに締め付けが強くなるということもあります。
上司が変わっても職場環境が良くならないなら同じように追い込む方法を使っても無意味、潔く転職されたほうが賢いですよ。
転職サイトが便利
最近は転職サイトを利用する方が増えました。アプリで簡単に検索し気軽に応募できるし、忘れていた面接の受け方や基本マナーなどの記事を読むことができるからです。
特に転職者をサポートするサービスも人気です。もしも職場環境に恵まれていないと感じておられるなら、このサービスを利用してみてはいかがでしょう。