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面接で他社の選考状況を聞かれ落ちたのに「上手くいってる」と嘘つくのはダメ?!

面接を受けていると他社の選考状況を聞かれることがあります。本当は落ちたのに、上手くいっていると答えたくありませんか?!逆に「他は落ちたけれど貴社が本命」と答えた方が良いのか、迷いますよね。

今回は面接の際に他社の選考状況を聞かれたときに「落ちた」と正直に答えて良いのか?!困った質問への切り返し方や要領の良い就職・転職活動をご紹介します。

落ちたのに選考に通過していると嘘をつくのは良くない

就職・転職活動をしていて採用試験に落ちまくるというケースは珍しいことではありません。だから、採用担当者に選考状況について聞かれて1社も内定をもらっていない場合は正直に答えたほうが良いです。

例えば「貴社と同じ業種を1社受けましたが準備不足で不採用でした」と簡潔に答えます。他言無用、何社も落ちたことやあれこれ理由を述べる必要はありません。

採用担当者はプロなので、落ちたのに面接に通過しているという嘘をつくのはやめましょう。

リップサービスで「落ちた」と嘘をつくのも良くない

ブログなどでいま面接を受けている企業が第一志望の場合「貴社が本命」と伝えたいばかりについ嘘をついてしまったという投稿を見かけます。

他社の面接が上手くいっているのに「落ちた」と嘘をつくのも良くありません。少なくとも不採用にするつもりの人間に他社の選考状況を聞くことはしません。欲しい人材であればあるほど他社の選考状況を知りたいものだし、お伝えしたように採用担当者はプロ、話のなかで嘘を見抜かれます。

つまり、その企業に入りたいがために「落ちた」「貴社しかない」と嘘をつくと、逆にあなたの価値を下げることになるかもしれませんよ。良かれと思ってやったリップサービスが不利に働くこともあるので、正直に選考状況を伝えた方が良いですよ。

落ちたと嘘をついてバレるリスク

優良企業であるほど応募者は多数、採用試験の日程を組まなくてはなりません。1次試験の時点で欲しい人材は数人に絞っていて、その人たちが面接を受けやすい日程を組む必要があります。だから、競合する他社が同じように新入社員や中途採用者を募っている場合、なるべく日程がかぶらないようにしたいです。

企業は意外と繋がっているもの、競合同士が内々で話し合いを行い採用試験日をずらしている可能性もありますよ。欲しい人材が他社の採用試験に「落ちた」と聞いたら、その人のために日程を調整する必要がなくなります。

それが何を示すのかというと、他社と面接日がかぶっても問題がないということです。そこで嘘をついて「落ちた」と言ったがために本命と考えている2社の面接日がかぶると痛いですよね。

どちらを選ぶべきか悩むし、1つ1つ面接日が異なったほうが片方の面接の延期をお願いする必要がなくなります。面接日延期のお願いをした時点で嘘がバレてしまい不採用になりますよ。

選考状況を聞きたい理由は他社の選考に落ちたことを知りたいわけではない

面接が採用担当者がなぜ他社の選考状況を聞いてくるのか、理由はたくさんありますが下記事項が考えられます。

  • 本命か知りたい
  • あなたが長く働いてくれる人かを知りたい
  • 定めた採用人数を確保したい

本命か知りたい

経験があると思いますが、選考状況を聞かれるいちばんはかけ引きです。他社の状況を聞き自社に入りたい気持ちがあるのかを言葉や態度などからはかりたいのです。うかうかしていると欲しい人材が他社に奪われるかもしれない、だから早い段階で確保するつもりなのです。

あなたが長く働いてくれる人かを知りたい

選考状況を聞かれたとき、答える企業が採用試験を行っている企業よりも有名だったり大手だったりするほど自分が有能であることを示せるし上手くいっているとアピールできます(早く確保しないと他社に行ってしまうよ)。

例えば「X社とY社は2次選考まで進んでいます」と答えた場合、ぱっと見、転職活動がスムーズに進んでいて魅力的な人材に思えます。またその2社が誰もが知る企業なら、その人が優秀であることも示せます。

ただ、選考担当者は転職する企業の業種に着目します。X社もY社も自社と同じジャンルなら、入社希望者がその業界に関心を持ち一貫して転職活動を行っていることがわかります。しかしまったくジャンルの異なる企業なら「条件が良かったら転職先はどこでも良いのではないか」という印象を受けます。

さらに挙げた企業が有名どころばかりの場合は仕事のなかみよりもネームバリューで試験を受けているのではないかとも思われますよ。考えが一貫していない人間は採用しても「思っていた仕事と違った」と辞めてしまうかもしれないとも思うでしょう。

定めた採用人数を確保したい

転職希望者が自社のみ採用試験を受けているとは思っていません。必要な人員を確保するためにも入社の意志があるのかを知りたいのです。

面接で他社の選考状況を聞かれたときに答えるべきこと

面接の際に他社の選考状況を聞かれたとき、もしかすると採用する方向に進んでいるのかもしれない、欲しい人材と確定させるためにも的をついた答えを返しましょう。

一貫性を示す

就職・転職活動では何社も採用試験を受けると思います。なかにはジャンルの異なる企業を選んでいる場合もありますよね。すべての選考状況を伝えると方向性がぼやけてしまいます。

何となく転職活動をしているのではなく「これがしたい」と決めて就職・転職活動をしていることを知ってもらうために、同じジャンルの企業の選考状況を伝えると良いです。下記は一例です。

私は通信業界を中心に採用試験を受けています。貴社の他にA社とB社は2次選考まで進んでいます。

業界をまとめて一貫性を示します。下記はやりたいことでまとめています。

私はソフトウエアの開発がしたいので、貴社の他にC社とD社を受け、C社は2次選考の結果待ちです。D社は最終選考まで進んでいます。

お伝えしたように、選考状況も気になりますが、何より長く働いてくれる人材が欲しいので、一貫した答えを示したほうが有利です。

意思確認には即答

面接の最後に採用担当者から「内定した場合は当社に来てくれますか?!」と聞かれたら「はい、よろしくお願いします」と即答しましょう。そこで「考える時間をください」と伝えてしまうと、内定するはずの採用試験が落ちたという結果になります。

たとえ第一志望でなくても即答は大事です。多くの採用担当者が欲しい人材として「人柄」を挙げています。うちに来てほしいなという気持ちを踏みにじるような返しをされると気分が悪いですよね。人の気持ちを考えられないような人材は組織のなかで上手くやっていけないしトラブルのもとになるかもしれないと判断されます。

落ちたのに内定が決まることもある

これは私自身が転職活動をした際に経験したことです。

最終面接で他社の選考状況を聞かれ正直に答えました。反応が良くなかったのでダメかなと思ったら案の定、その企業から不採用通知が届きました。しかし数日後に採用担当者から連絡があり、自宅近くの喫茶店に呼び出されました。

「感じが悪いかもしれませんが、やっぱりうちに来てくれませんか」

「えっ?!」

経験不足ということで不採用になったものの、面白い性格は社風に合っていると判断、不採用通知を出した後にやはり欲しい人材ということになったそうです。

落ちた人間を呼び出し「やっぱり来て」なんて失礼な話ですが、その反面能力を少し評価してくれていたのかとも思い、嬉しく思いました。他社で内定をもらい入社の手続きが進んでいたためお断りしました。

私の友人にも同じ感じで、採用試験に落ちたのですが「来ませんか」と電話がありました。「落ちた子なのに」と言われるかもしれないと一瞬思ったけれど、どうしても入りたい会社だったからプライドを捨て入社しています。彼女は現在もその企業で働き続けていますよ。

そのときは特別何も思わなかったけれど、来るだろうと想定し内定を出した人材に入社を断られたのでしょう。企業は人員確保に困って落とした人材を補充したのかもしれません。大学受験のように補欠枠を設置するという企業は聞かないので、企業にとっても時間と労力を割いて採用試験を行っても必要枠に達しない結果となっては痛いのです。

頻繁に起こりませんが、こういったレアケースもありますよ。だから面接で脈ナシかもと思っても、最後まで全力を尽くしましょう。

面接で何社も落ちた場合はプロに手を借りる

就職・転職活動は、はじめはやる気満々に活動をしますが、何社も落ちたり他社の選考状況を聞かれるなど面接に疲れたりすると苦痛な作業に変わってしまいます。働く会社によって人生が大きく変わるかもしれないと思うと、妥協したくありませんよね。そんなときは仕事選びのプロにサポートを依頼しましょう。

  • 登録無料のサイトが多い
  • 利用料無料のサイトが多い
  • 手厚いサポート

仕事選びのプロにサポートを依頼したい場合、まずは転職サイトに登録します。その転職サイトのサービスのなかにあるのがエージェントサービス、こちらは業種に長けた担当エージェントがあなたの希望に沿った企業を紹介し、入社までをサポートしてくれるサービスです。就職・転職活動のノウハウをエージェントがレクチャーしてくれますよ。

優秀な人材を得たい企業がエージェントサービスに報酬を支払うので利用者は基本的に無料のサイトが多いです。

具体的に何をしてくれるかというと、カウンセリングを通して顕在意識や潜在意識を明確にします。採用試験に向けて履歴書の書き方や面接の受け方などをレクチャーしてくれます。確実に内定を獲得できるということではありませんが、面接に落ちた場合もなぜ落ちたのか具体的な原因を教えてくれるので確実に次の活動に活かすことができます。

また、面接のスケジュール管理や内定から入社までの準備もサポートしてくれます。エージェントサービスを利用する企業は入社希望者に他社の選考状況を聞くことはしません。

採用試験に何社も落ちたり就職・転職活動に疲れたりしたなら、エージェントに相談してみてはいかがでしょう。

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