新しい環境はとても緊張します。学校を出たばかりの新入社員ならまだいいけれど、即戦力を求められる中途採用者は特にプレッシャーですよね。
面接で「はい、できます」気合を入れて答えて転職活動をして入社、1ヶ月もすればひとりで仕事を任されることになります。
ところが、仕事を覚えたはずなのに、何をやってもうまくできないことがあります。そんなときあなたはどうしますか?!仕事を続けますか?!それとも潔く転職しますか?!
今回は入社1ヶ月の壁、仕事ができないときにどのような切り替え方をするかについてご提案します。
目次
スムーズに転職するための方法
「本当にもう無理!」と思われている方のために、はじめに入社1か月で転職活動をする方法をご紹介します。
転職すると決めたなら仕事を1ヶ月で辞めることへの罪悪感は捨てましょう。ただ、無職になってからの就職活動はお金の面でも精神的にも不安ですよね。だから仕事を続けながら転職活動をすることをおすすめします。
仕事をしながらの転職として理にかなっているのが転職サイトです。
- 登録は無料
- 転職活動がバレない
- 隙間時間に転職活動ができる
- 自己分析をコンピューターでできる
- エージェントサービスを受けることができる
日本の転職サイトは登録が無料です。登録する前でもどういった企業があるのか、年収や福利厚生など希望をチェックし検索することが可能ですよ。
また、スマホにアプリを入れておくと家族や職場など誰にもバレずに転職活動ができるし昼休みや通勤時などの隙間時間に検索することができます。
自己分析をするにしても、どういった企業が自分に合うかわかりませんが、サイト内でコンピューター分析することで自分を客観視できます。
さらに、転職サイトにはサポートするエージェント(プロ)がいて、希望に合った仕事に就けるようアドバイスしてくれたり相手企業との橋渡しの役目をしてくれたりします。このエージェントサービスについて次項で詳しくご説明します。
「仕事ができない」が理由で辞めるならエージェントサービスを受けるべき
入社1ヶ月で仕事を辞めたいと思った理由は人それぞれですが、特に条件や職種が自分に合っていなくて辞める場合は自己流の転職活動ではなくプロのアドバイスを受けながら活動したほうが理にかなっています。
ほとんどの転職サイトは求人先から報酬を得ているのでこういったサービスも無料のサイトが多いです。
- カウンセリングで潜在意識を引き出してくれる
- 自分に合った仕事を紹介してくれる
- エントリーから入社日までのスケジューリングを代わりにしてくれる
- 応募書類の書き方などをアドバイスしてくれる
- 本人で伝わらない部分を企業側にフォローしてくれる
- 円満退社ができるようアドバイスしてくれる
おすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、初めての転職活動でも書類作成の方法や、面接のコツなどを丁寧にレクチャーすることに慣れている担当者が多いです。
だから「初めての転職で、いろいろ不安!」という方はマイナビエージェントに登録することをおすすめします。
私自身も転職活動中、マイナビエージェントの担当者と作成した職務経歴書を使用して、倍率が高いとされる事務職の正社員に絞っての応募で書類通過率は4割ほどでした。
転職活動をしている方ならわかると思いますが、これはけっこう高い数字だと思います。
dodaエージェント
dodaは、リクルートエージェントに次いで2番目の求人数を誇ります。
求人数が多いというだけでも登録する理由になると思いますが、dodaの場合は募集企業の質がかなり高いです。
リクルートエージェント
\転職支援実績NO.1/
①業界最大級の非公開求人数
②実績豊富なアドバイザー
③充実した転職サポート
知名度はNo.1であるリクルートエージェント。迷ったらとりあえずここ!と言える信頼性があります。
求人検索がとても使いやすく、非公開求人も含め、面接日程まで一元管理出来ます。私も転職する際には必ず使っています。
エージェントサービスに登録すると、まずはあなたの人柄を分析するためにカウンセリングを受けるのですが、ここで本人が気づいていない希望や考えをくみ取ってくれることがあります。
また考えを明確に伝えることで希望に沿った企業を紹介してくれるので「入社1ヶ月で辞めたい」や「全然仕事ができない」といった職場へ入社するようなことはありません。
転職活動で失敗しがちなのは複数応募した企業の面接日がかぶってしまうことですが、そういったブッキングもスケジュール管理をしてもらうことで防げます。
さらには面接で転職者いちばん聞かれて困ること(なぜ転職するのかなど)やその切り返しの方法をレクチャーしてくれるのもメリットです。
本人の履歴書だけでは伝わらない人柄やアピールポイントなどを企業に伝えて採用を後押ししてくれますよ。
そして何より転職1ヶ月で退社を決めるわけですから、下手をすると現職の企業とモメてしまうこともあります。「仕事ができないから辞めるのではない」ということや「会社が気に入らないから辞めるのではない」という意思を上手に伝えるポイントもレクチャーしてくれるので円満退社することができます。
【入社1ヶ月】仕事ができないのは当たり前
いまの仕事で悩んでいる方のためにはじめに転職方法についてお伝えしましたが、新卒に関係なく入社1ヶ月で仕事ができないのは当たり前です。
たとえ前職と同じ職種であっても一緒に働くメンバーが違うしお客さんも違う、信頼関係が構築されていないので物事がスムーズに進まないのは当然のことです。
周りの人は「仕事できないな」ではなく前任者と比べて連携が上手くとれないから違和感を覚えているだけです。
私自身も転職したての頃はストレスから毎朝決まってお腹を下したし引継ぎでメモをとったのに理解できていないし、だからといって周りの手を止めてまで聞くのも悪い気がして聞けずに失敗するといったことがありました。
信頼関係が築けている間柄なら「ごめん、もう一度教えて」と言えるけれど、中途採用で即戦力として入社した自分ができない人と思われるのが嫌というプライドもあり素直になれませんでした。
私やいま悩んでいる方だけでなく、入社してまだ1ヶ月なのにバリバリ働けている人だって仕事ができるように見せているだけ、本当は職場の同僚と馴染めていなくて不安だし仕事も「このやり方で合っているのか」など心の中では混乱しているはずですよ。
これは転職経験者にしか理解できませんが、入社して1ヶ月で仕事ができないのは当たり前のことです。
【仕事ができないとき】入社1ヶ月で辞めるか見極める方法
入社してもう1ヶ月たつのに仕事ができないと、なかには「えっ、まだできないの」という顔をする同僚がいて傷つきますよね。
そういった心無い人は無視し自分のやるべきことをすれば良いし、仕事は経験すればどんどん慣れてくるものですが、本当に我慢ができないときは辞めるべきです。
仕事を続けるか辞めるか、見極めるポイントをご紹介します。
- 募集要項の内容と別の仕事に就かされている
- 募集要項と条件が異なる
- 働く環境が劣悪
- モラルハラスメントを受けている
- 体調が異常に悪い
- 入社してからその仕事が向いていないことに気付く
募集要項と違う仕事に就かされている
転職して数年後に辞令が出て部署を移動することはよくありますが、募集要項を見て応募した転職者に対して別の仕事をあてがうような企業はブラックと言えます。
転職者は募集に記載されていた仕事が得意分野であったりやりたいことであったりして応募したのに違う仕事に就かせるのは悪意があるとしかがあるとし思えません。
募集要項と条件が異なる
こちらも入社してから条件が異なることに気付くのは多少なりともあります。その条件が募集要項と大きくズレている場合は早い段階で退職を決断するべきです。
例えば土日は完全に休みと記載されていたのに、蓋を開けた隔週で出社しなくてはならなかったり、残業代を支給するようなことを記載していたのに、サービス残業が当たり前になっていたりする企業もまだありますよ。
職場の環境が劣悪
劣悪な環境で我慢して仕事をしなくてはならない状態も耐えるべきではありません。
例えば社員全体が上に対してビクビクしながら働いていたり不潔な環境での作業を強いられたり、騒音対策なしに仕事させられたり、さらには、これも劣悪な環境に属すると思うのですが、便利な機能があるのに未だにアナログに頼る(仕事の効率が悪いのにハイテクを認めない)企業もあります。
社員をコマとしか考えていない企業は働く環境や満足度など気にしていないので、環境改善を訴えても聞く耳を持ちません。
「できない人」と言われるなどモラルハラスメントを受けている
入社して1ヶ月も経つと仕事で注意されることは増えてきます。注意をされるのは当たり前で、その人が「仕事慣れてきた?!」「次はがんばってね」などフォローを入れてくれればそれはモラルハラスメントとは言えません。
しかし「できない人だね」や「即戦力なんじゃないの」などこちらが傷つくことをわかって言ってくるのはモラルハラスメントです。その言葉を職場全体で許しているならそこにいるべき理由はありません。
入社してから体調が異常に悪い
心身ともに劣悪な環境で仕事をしていると1ヶ月もすれば体調を崩します。常に身体がだるかったり吐き気をもよおしたりした場合は仕事ができない以前にいるべき場所ではありませんよ。
入社してからその仕事が向いていないことに気付く
「初心者歓迎」という募集を見て未経験で飛び込んだ職場の場合「やってしまった」ということはよくあります。
仕事は慣れなのでやっていくいちに習得するものですが、どうしても向いていない職種は誰にでもあって、どんなに注意をして一生懸命にやっても失敗を繰り返す場合は向いていない可能性が高いです。
仕事に就いてしまったことを入社1ヶ月で気づいたときは早々に手を打つべきですよ。自分を騙して続けるのは辛いし、親身になってレクチャーしてくれる先輩方にも嫌で仕方がない仕事を偽って続けるのは逆に失礼です。
慣れればできる仕事なら辞めるべきではない
入社1ヶ月で退社するかしないかは仕事ができるできないではなく、職場の環境で判断するべき、先輩方がフレンドリーで仕事に慣れさえすれば続けられる、また多少採用条件が異なっても許せる範囲と思うなら辞める必要はありません。
個人差はありますが、半年もすれば人間関係が構築され仕事も慣れていきます。
転職活動する前に押さえること
仕事を辞める場合、改めて転職活動をしなくてはなりません。辞める理由が「自分に向いていない職業だった」や「募集要項に偽りがあった」場合は前回と同じ転職活動をしていてはまた同じような企業を選んでしまうかもしれません。そこで転職する前に押さえるべきなのが下記事項です。
- 自己分析をする
- 情報収集をしっかりと行う
「お金を稼ぐため」「夢を叶えるため」など仕事に対する姿勢は人それぞれですが、自分の考えと大きく異なる職場へ転職してしまうとすぐに不満と後悔が始まります。自分が仕事に何を求めているのか紙に書いたり考えたりしてから転職活動をしなくてはなりません。
また、企業の名前や憧れから入社したのにイメージと大きく異なることは多いし採用職種以外の仕事を急に任されるケースもあります。どういった企業か応募する前にリサーチする必要がありますよ。
そうはいっても自己分析したりリサーチしたりする暇がなかったり苦手だったりする方は多いですよね。そこで大いに活用するべきは転職サイトのエージェントサービスです。スムーズに転職できるようプロがサポートしてくれますよ。
転職活動が得意という人はいませんよね。転職サイトやアプリを上手に活用することをおすすめします。