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転職先を言ってしまったときの対処法

転職先が決まり上司に退職の意向を伝えに行ったとき「もう次は決まっているの?!」と聞かれ「はい」と言ってしまったら自動的に「どこ?!」という流れになりますよね。ここで言わないと関係が悪くなると、つい言ってしまいます。

転職先は言うべきではないのですが流れに逆らえず多くの方が後悔しますね。今回はいまの職場で転職先を言ってしまったときの対処法についてご紹介します。

本来は転職先について言うべきではない

上司に退職する意向を伝えるとき、次の職場の話にならないよう持って行くのが良いのですが、私たちはプロではないしうまく伝えることはできません。しかし上司としても部下の次が気になるものです。

上司が聞いてこない限り、転職先について言う必要はありません。また、聞かれても個人情報なので言葉を濁し伝える必要はありません。例えば「今後についてはまだ未定なんです。決まったらまたお伝えします」と漠然とした表現をしてはいかがでしょう。

転職先が決まっていても今後について未定なのは嘘ではないし、決まったらまた伝えると言っておくことでその場をしのぐことができますよ。この言い方は角がたたないからおすすめします。

「語学留学します」「親の体調が悪いので仕事のボリュームを減らします」などは退職理由としてよく使われますよね。嘘も方便ですが、会社はどこで繋がっているかわからないので(転職先と将来取引をする可能性もある)下手に嘘をつくのは良くありません。

退職願に転職先を書く欄があり言ってしまった

退職届(退職願)は自作し提出するものだと思いがちですが、上司に退職の意向を伝え何とか転職先について話を濁した後に人事部が発行する退職願を見て驚愕、転職先を記入しなくてはならない場合があります。

必要なことと思い書いてしまったという方もおられるでしょう。これは各種保険といった手続きには関係がなく企業側が勝手にどこに転職するのかを知りたいから記入欄を設けているだけ、本来伝える義務はないので空欄でOKです。

現職で転職先を言ってしまった場合に起こり得ること

現職で転職先について言ってしまった場合、どのようなことが起こるかについてご紹介します。

無意味な嫉妬で円満退社できない

私の友人の体験です。

Aさん(女性)は仕事をしながら資格を取り現職よりもステップアップ、大手企業への転職に成功します。上司に退職の意向を伝えに行った際、自分がデキる人であることを示したくて内定先を伝えてしまいます。上司も悪気はなかったのですが、彼女のステップアップを朝礼で発表しました。

そこから退職までの1ヶ月は地獄、女性社員たちのあからさまな嫉妬で彼女は孤立してしまいました。仕事を与えられずただ出社するだけ、ようやく引継ぎの仕事ができても後任者にありもしないことが伝わり引継ぎ作業も上手くいかなかったそうです。

長年勤務し社員たちと良好な関係だったのに、自分の優越感に浸りたいがための一言で送別会もなく彼女は静かに去っていきました。

男性に理解できない世界かもしれませんがオンナの嫉妬は恐ろしいです。毎日会う職場で波風たてず同調し合いながらそれぞれ何かしらの我慢をしながら仕事をしているのが女性社員、きっかけがあると待っていたかのように暴動を起こします。転職先は聞かれな限り伝えるべきではありません。

非情さにモヤモヤする

これは私自身の体験です。

私は新卒で務めた企業よりランクダウンした企業に転職しました。優先すべきは余暇を楽しむこと(残業がなく土日休み)いまよりも負担を減らしたかったからです。上司に転職先について聞かれつい言ったしまったが終わり、転職の話はたちまち社内に伝わりました。

こちらの気持ちなど誰も考えておらず、ネタのひとつとして面白おかしく退職話がひとり歩きします。インターネットで募集要項を調べれば月収や待遇はすぐにわかりますよね。退職を惜しむような態度をとりながらも言動から明らかにランクダウンする私を見下しているのがわかりました。

自分で決めたことなので後悔はありませんが、モヤモヤしながらの退職は後味が良いものではありません。

インターネットは便利ですが、転職先の情報を勝手に調べあれこれケチをつけられるのは本当に不愉快ですよね。

素行が悪い場合言ってしまったら最後!密告される可能性

同僚たちとお酒を飲んでいるときにある人が転職するという話題が挙がると「潰してやろうか」や「アイツなんかが転職に成功するなんて」など悪口大会になりませんか?!

実際行動に移すのは稀なことですが、現職で素行が悪いと転職先に密告される可能性があります。やろうと思えば方法はいくらでもありますよね。例えば転職先のホームページの問い合わせなどに書き込むこともできますよ。

退職を思いとどまるよう迫られる可能性

日本全体の問題ですが、慢性的な人手不足です。仕事に慣れた人がひとり去るのはとても痛いこと、企業として何とか思いとどまってほしいとあの手この手であなたにアプローチするかもしれません。

SNSを見ていると待遇改善もあれば脅迫めいたアプローチもありますが、どちらにせよ転職先が決まっているのですから現職に残るようなことはしませんよね。そうなると現職の上司や同僚との関係が一気に悪化する可能性があります。

転職先を言ってしまったときの対処法

上司に嘘がつけなくて、つい口が滑ってなど、転職先の会社名を言ってしまったとき、その事実を変えることができないし後悔しても仕方がありません。だから、できるだけ円満退社するよう取り組むしかないです。

関係を悪化させないため大事な人には早急に伝える

上司に退職の意向を伝え退職日が決定している場合は早急に同期や良くしてくださっている先輩などに退職の意向を伝えるようにしましょう。

事例でもお伝えしましたが、女性は特に注意が必要、上司に先に伝えることがビジネスマナーと知っていても仲良くしているなら次に伝えるべきは自分と思っています。それなのに、公の場で知らされる、しかも転職先について人を介して知らされるのは裏切られた感じがして、とても傷つきます。早めにランチなどアポイントをとって伝えることで退職日まで良好な人間関係を保つことができますよ。

ちなみに、退職しても仲良しの同僚とはいつまでたっても関係が続きますよ。

きめ細やかな引継ぎ作業を行う

「アイツ散らかしたままいったよ」と言われるのは心外ですよね。書類の整理は当たり前のことですが、取引先とのトラブルや(自分が原因でなくても担当であるなら片付けていく)ややこしい案件に関しては特に注意をはらい処理を行い、後任の方に引継ぎをしましょう。

現職への不満を言わない

退職する人と職場で仕事をする人では捉え方に違いが出てきます。同じように愚痴を言っていても退職するししかも転職先が決まった人が愚痴や不満(これが嫌だから辞めるんだという捨てるような表現)を言うと同僚から怒りを買うことになります。

同僚たちがどんなにの愚痴を言おうと自分は聞き役に徹するようにしましょう。

転職先の話題には触れない

転職先を言ってしまったら同僚などから「〇〇社はこんなことするんだってね」など話題をふられたり比較されたりすることもありますが、話題をそらし転職先のことについてなるべく触れないようにした方が良いです。

じょう舌に自分が関わるであろうプロジェクトなどについて話してしまうとはじめは興味本位で話した同僚たちの気分を損ねる可能性があるし、どこからか「口が軽い人間」と転職先に伝わってしまう可能性もあります。

退職理由は前向きな姿勢を貫く

同僚たちはあなたがどうして退職するのか聞いてくると思いますが、ネガティブな理由を伝えてしまうと士気が下がります。また退職までの期間あなたが不愉快な思いをする事態になる可能性もあるため「待遇が悪いから」が本音でも「チャレンジするため」など前向きな姿勢を貫くことをおすすめします。

可能なら置き土産

仕事の内容によってできないこともありますが、営業をかけて新規の顧客をいくつか獲得したり既存の顧客から新たに取引相手を紹介してもらったりしてから去るというのは喜ばれます。

そこまで媚びを売る必要はないと言う方もおられるでしょうが、やることを最後までやって退職するのがいちばんスマートな転職の仕方です。

前の項目でもお伝えしましたが、企業はどこかで関係しているため、成果をあげて去るほうが後々の成績に繋がるのです。

良い辞め方をすると前職と現職の取り引きが成り立ち自分の評価アップに繋がる

転職先を言ってしまったことがプラスに働くこともあります。前職と現職の担当を引き合わせお互いの利益になるような企画を提案するのです。良い辞め方をすると前職は貴重な人脈になり得る、だから「立つ鳥跡を濁さず」を心がけることは大事ですよ。

不安を抱えずにスムーズに転職する方法

事例などを総合すると、転職先が決まっても注意するべきことはたくさんあり、できるだけ転職先の情報は現職に言わないほうが良いことがわかります。この記事は転職先が決まっていない方も見ておられると思います。何より転職活動をしていることがバレないよう、また転職先を言わずに退職したいものです。

最後に、スムーズに転職活動を行いトラブルを回避する手立てを提案してくれる人たちをご紹介します。

 

その名も「エージェントサービス」のプロたちです。彼らは転職市場を熟知しスムーズな転職活動をサポートするのはもちろん、トラブルなどにもたくさん対応してきています。現職に転職先を言ってしまった場合もより穏便に退職できるようレクチャーしてくれますよ。

退職の意向をどのように伝えれば良いかも職場によって異なるので、ご自身が置かれている状況をエージェントに相談し最善策をレクチャーしてもらいましょう。彼らは転職のプロ、親身になって転職先の入社日までサポートしてくれます。

登録はスマホでもできます。気軽に検索してみてください。

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